西川先生の最終講義が、来週に迫ってきました。
「開発学への開眼―私の研究遍歴」
2007年1月17日(水)午後2時40分?4時10分
早稲田大学 西早稲田キャンパス15号館101教室
ゼミで学んでから、15年以上が経ちますが、感慨深いものがあります。
当時は、バブル最盛期で、日本が自信満々な時代でした。経済発展論のゼミで南北問題を学んだことは、私にとっては財産になりました。
まず、海外への関心が高まりました。毎年、海外にゼミ合宿に行くのですが、私の代は、中国。天安門事件直後の大連の町を見て、中国の潜在力を思い知りました。今となっては、中国の発展は、みなの知るところですが、当時は、誰に言っても、信じてもらえなかったのを覚えています。
こうした体験をもとに、その後、50ケ国を旅行することになるのですが、そのきっかけになりましたね。アジア諸国の経済発展を実際に見ることによって体験できたのは、よかったです。
次に、環境問題です。これも、日本では当たり前になってきましたが、発展途上国にいけば、まだまだ、ひどい実態があります。地球全体の持続可能な成長について、若いころに考えることができたのも財産でした。
そして平和について。途上国の経済発展を考えていくと、軍事政権にぶつかります。フィリピン、ミヤンマー、北朝鮮などの実情を見るにつけ、統制と自由の最適解はどこなんだろうと、今でも考えてしまいます。
久々に先生の講義を受けに行けるのが楽しみです。
では。