2022年 振り返り
政治経済
2022年は、やっとコロナが終わったと思ったら、グローバル化も終わってしまいました。1989年にベルリンの壁が崩れ、世界のさまざまな国に行けるようになってから30年。ウクライナ戦争が勃発。陸地の8分の1を占める国で実質事業ができなくなった今日、軽々に「グローバル」とは言えなくなりました。
仕事
オランダは3月にコロナ規制を撤廃しましたが、日本は鎖国を続けたままでした。日本企業の欧州への戻りは鈍く、アムステルダム駅にMINISOができたのを見て涙しました。
日本の小さな会社が世界に出ていく支援をしたいと10年働いてきましたが、私も潮時なのかもしれません。若い世代に話をする年代なのだと思い、大学での講義も取り組みました。
個人
欧州のさまざまな国に行くことができ、知見を深めることができました。音楽にしても美術にしても、欧州の奥行きは他の地域にはないものがあります。ギリシャのサントリーニ島は、ほんとうに素晴らしかったです。
また、親の介護も一歩進み、「介護・ワークバランス」に悩む1年でもありました。
2023年
政治経済
ウクライナは長引くと予想します。3年続いた朝鮮戦争のように、双方疲れ果てないと歩み寄れないのではないでしょうか。停戦しても多極化は止まらないと思います。欧米はウクライナ支援を続けていますが、他の発展途上国からの賛同は限られています。権威主義的な国のプレゼンスは高まるでしょう。
経済は、引き続きスタグフレーションを予測します。利上げが効いて、物価は落ち着くと思いますが、再び成長が始まるのは、2024年以降ではないでしょうか。
日本は25年ぶりに地銀の破綻が起こるのではないかと心配しています。長すぎた金融緩和のつけを払う年になろうかと。
仕事
引き続き、日本企業の欧州進出を支援したい思います。コロナが終わったので、分析ばかりでなく、現場にも戻りたいと思います。教育の仕事を増やしていこうと思います。
個人
身体が動くうちに、欧州の国を見ておこうと思います。また、介護については、オランダの仕組みを研究し、自身のために使えるよう工夫していこうと思っています。
2023年も、よろしくお願いします。
藤井堅三