インドネシアの地価が上がっていて、驚きました。直接投資の動向は、下図の通り。
通貨危機の前の９６年が６１億ドルでした。２０１４年は、２５１億ドル。ざっと４倍ですね。そりゃ、地価も上がろうものです。そうとう、バブっていると思料。
しかし、GDPも成長していますので、GDP比で見てみると、下図のとおり。
だいたい、2.5%が天井で、そこから落ちても、▲2.5%というとこでしょうか。
同じ図の中国版は、こちら。
私が初めて中国を訪れた１９９０年は、GDPの1%だったのに、1993年には6.2%まで行ってますね。よく制御したと言うべきでしょう。副作用として腐敗がおこったわけですが。。。
インドネシアにこの「制御力」があるとは思えませんが、外国のお金で新幹線作ろうとしてますね（笑）。GDP比2%の資本流入が反転したとき、厳しい状況になろうかと。
アメリカの利上げが、インドネシアの資本収支にどのような影響をあたえるのか、注目しています。
