【本】IoT革命


IOT革命

大前研一 プレジデント社 2016/9

自分の老化を実感する本。ネットがからむ判断をする場合は、よほど慎重にしなければならないと反省しました。以下、私の知らなかった事象のメモ。

  • 米自動車保険会社プログレッシブ社
    • Usage Based Insurance
  • Cyzen
    • GPSを活用した業務支援サービス
  • セーフィー株式会社
    • 社長 佐渡島隆平
    • 監視カメラサービス
  • ドコモインサイトマーケティング p.53
  • Amazon Dash Replenishment Service
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実は、この自動発注のビジネスモデルは、GEが20年前から取り組んできたサービスだ。冷蔵庫の中の飲み物やマヨネーズなどの調味料が空になると、センサーが感知してそれらを自動発注する。こういうシステムをGEは、日本の富士通ゼネラルやNECと一緒に研究していたのである。p.64

これを押さえた食品卸が、世界を制しそうですね。

競争の厳しさが伝わるのは、Uberの事例。

Uberは利用者の支払った料金のうち、8割を運転手に支払い、残った2割から諸経費を差し引いた残りをバミューダのタックスヘブンに持っていってしまう。もともとの本社はサンフランシスコだが、ここには利益の1.45%しか置いてないので、アメリカ政府も税金のと利用がない。それで、時価総額5兆円の会社に成長するまで5年しかかからなかったのである。p.74
 

そうしたIT事業を立ち上げるのは、個人の力という例は、.74

ロート製薬の佐藤功行さん。

でも、自動車が、面白いことになりそうですね。p.172

年間の世界の自動車生産台数は、1億台。走行している車は12億台。そのうち、2.5億台がコネクティッドカーになる(2020年)

もともと車というのは多種多様な機能を有していて、現時点でも、中型車には温度、速度、油圧などを感知するセンサーが170以上、また90近い制御ユニット、150以上のアックチュエーターが搭載されています。
 これらを稼働させるソフトウェアに注目すると、そのコード数はなんとボーイング787よりも多いのです。p.174

その新しいビジネスモデルの取組として、BMWの子会社DrivenNowや、Faraday Futureを紹介しています。
シンガポールのPark&Go@SGも、取り上げられています。

では。