【本】統計学が最強の学問である ビジネス編

西内 啓 ダイヤモンド社 2016/9

ベストセラーになった『統計学が最強の学問である』の続編。人事、マーケティング、オペレーションでの活用を紹介しています。


統計学を最後に学んで15年も立つので、自分が錆びついているのがよくわかりました。以下メモです。

1. システマティック・レビュー
システマティック・レビューとは、文献をくまなく調査し、出版バイアスのようなデータの偏りを限りなく除き、分析を行うこと。たとえば、Google Scholar に”resource based view” “systematic review” と検索します。

2. ステップワイズ法
複数の説明変数から1つだけの説明変数を使った回帰分析を行い、最も優秀なものを探す手法。

3. 特性5因子論(ビッグ5) p.127
Lewis R. Goldbergが提唱したパーソナリティの特性論。人間が持つさまざまな性格は5つの要素の組み合わせで構成されるとする。

  • 外向性(E)
  • 協調性(A)
  • 誠実性(C)
  • 勘定の安定性(N)
  • 経験への開放性(O)

4. セグメンテーション

変数の例は、p.225 図表3-1

5. ロジスティック分析(Logistic regression)

セグメンテーションを検討する場合、

重回帰分析にしてもロジスティック回帰にしてお、分析結果に登場する説明変数同士は「互いに相乗効果や相互作用が存在していない」という家庭のもとに、説明変数とアウトカムの関連性を推定している p.232

6.決定木分析(Decision tree analysis)
その限界をしてきしつつ、現状は、以下を推奨しています。

マーケティング戦略に関わる変数について類似性の高い集団をクラスター分析によって明らかにした後、それぞれのクラスターごとの人数とアウトカムの平均値を総合的に判断する p.236