ビジョナリー・ピープル
ジェリー・ポラス, スチュワート・エメリー, マーク・トンプソン
5/28付 日経ビジネスP.71に、ワタミの渡邉美樹社長が、見事な書評を載せていました。
ジェームズ・C. コリンズの名著ビジョナリー・カンパニーが、組織に焦点をあてたのに対して、本書ではビジョンを持ったカリスマ的な指導者の共通項を探っています。
「好きこそものの上手なれ」という言葉を思い出します。何かの使命感で取り組んだというよりも、好きでやり遂げたことに、社会的な意義があったという例が、ちりばめられています。
ただし、ビジョナリーカンパニーが非常によく書けている本なので、それと比較すると、印象が薄いですし、この手の本ですと、ナポレオン・ヒル(Napoleon Hill)がすでにありますので、どうかなと。
この微妙な感じは、P.307にあるとおり、
打ち込む価値のあるもので、いhとりの力だけでなし遂げられるものなんてひとつもない。
ということなんでしょう。本書の結びは、次の言葉でした。
永続的な成功を与えてくれるものは、例の3つの輪、つまり意義(meaning)、思考スタイル(Thought)、そして行動スタイル(Action)の輪を、自分の生活や仕事と整合性がとれるように動かす日々の作業と努力以外には見当たらない。
ま、そうですよね。けど、難しい。引き続き考えます。
では(^^)/^
【参考】
・ミッション・リーダーシップ 2006/12/9