一万年の天皇
上田 篤 2006/9 文春新書
日下さんの『お金の正体』で触れられていたので、読んでみました。
建築家から民俗学研究者となられた上田篤さんの日本論。試みがあまりに壮大すぎて、私にはどこまでProofされたものなのかわかりませんが、参考にはなりました。
内容については、日下さんが、最高のレビューをして、私がブログで書くことがありません(笑)。
「天皇に伝わるヒメの仕事、ヒコの仕事」
縄文時代、海の民の女性は、気象観測のエキスパートになるとかきくと、現代の「お天気お姉さん」は、本来業務だったのとか思ったりしますね。
また、日本は妻訪い婚(つまどいこん)だったので女系社会。天皇は、子供ができると、母と息子を実家に帰したため、いつも「独身」だったとか。家族がなかったんですね。これも、子供ができて、奥さんが「実家に帰らせていただきます」というのも、本来業務だったんですね(笑)。
というわけで、いろんな風に楽しめる本でした。
では。