RSSマーケティング・ガイド
塚田耕司 他 インプレス 2006/2
RSS(リッチ・サイト・サマリー)の可能性について書いた本です。ブログと検索エンジンの発達によって、RSSによる情報配信が普及し、マーケティングの道具として、今後利用が広がるのがわかります。
RSSのマーケティングツールとしての特徴は、以下の3つです(p.39-)
・環境に依存せずに情報提供できる
・新規獲得からリテンションまで活用できる
・低コスト
RSS広告のメリットは、以下の2つ(P.72-)
・トレンドに連動して広告を打てる
・メディアの集中・分散のどちらにも対応
デメリットは、以下の通り。(P.75-)
・規模が小さい
・ラインナップが少ない
・RSSリーダーの仕様が定まっていない
・市場が整備されていない
RSSが、携帯電話でも利用され、家の外でも情報を簡単に受け取れるようになり、FeliCaが重なってこれば、受け取るのも簡単になってくるでしょう。
ただ、その時に、どんな変化が起こり、そのために企業が具体的に何をしておくべきなのかは、まだ、混沌としていると思いました。RSSとマーケティングについて考えるきっかけを作るという意味では、よい本だと思います。
本の中には、以下のようなサイトが出てきました。
・Bloglines http://www.bloglines.com/
・RSSマーケティングガイド http://rssmarketing.jp/
・RSS広告社 http://www.rssad.jp/
・FeedMe http://feedme.jp/
・FeebBurner http://feedburner.jp/
・RSS suite http://www.rsssuite.jp/
・SWEET http://yumemi.co.jp/sweet/
・グルコース http://glucose.jp/