【本】日本人とインド人

日本人とインド人 グルチャラン・ダス 2020 プレジデント社

インド人コンサルタントの日本人へのアドバイス。巻頭解説をスズキの鈴木修会長が書いてます。インドで働くことになった日本人には参考になるでしょう。

面白かったのは、日印の共通点が「お客様は神様」ということ。製造業中心の日本の発展には疑問を呈し、サービス化による経済成長を勧めています。

私は、日本の良さは、直系家族的なやり方が通じるところだと思っています。旅館のおもてなしがすばらしいのは、先輩から後輩に伝えられる、あるていど決まったことをやりとげる力と、空気を読む力があるからだと思います。

これは、トヨタのように方向が決まったものを造るときにも有効ははずで、全国民の2割強はものづくりでよいと私は考えています。

 こんなにもカオスなインドですが、「アドハー」(国民識別番号制度)を導入完了しているところは、見習いたいところです。電気がまだ届かないところもある12億人に対して配番したのですから。マイナンバーで躓いている場合でないです。

あまりに文化が違うので、インド赴任を嫌がる日本人は多いですが、カレーを日本風にアレンジするぐらいのたくましさで飛び込んでいきましょう。

では。