ビートルズがAIを使って最後の曲を出すそうです。
ビートルズ「最後」の曲、AIが音楽の敵とは限らない証明に-シティ
人工知能(AI)の技術でビートルズの未完成曲が公開されるのは、ユニバーサル・ミュージック・グループなどのレコード会社にとって、AIがリスクだけでなく機会をもたらす技術であることを示しているとシティグループのアナリストらは分析する。
あらためて、テクノロジーと音楽について整理すると、ビートルズはテレビとともにあったのがわかります。
2000年以降は、細分化が進み、もはや大衆のヒット曲はないと言われてきましたが、さまざまな変化がありました。ネットを活用したミュージシャンはたくさんいますが、K-POPの台頭は、ネット抜きには語れません。韓国語のままビルボードを駆け上がる時代がやってきました。
ポール以外にも、AIを使うアーティストは出てくるでしょうね。言葉で頼めば、音楽をAIが作る時代。言語の壁はさらに低くなるでしょう。歌詞は無料でリアルタイム翻訳されるので。それで無名のミュージシャンがどんどん出てくるかというと、そんな気はしないですね。
Twitterがトランプ大統領を作ったように、AIも怪物ミュージシャンを作る気がします。それが実在するあしないかもわからないまま。ファンとの交流も、AIと話をする時代になるんでしょうね。音楽そのものよりも、アーティスト対ファン、ファン同士のコミュニケーションが変わるのではないでしょうか。
いまのYouTubeのコメントは、多言語のままですが、ぜんぶ母国語で読めるんでしょうね。アーティストが96言語対応でメッセージを送れることは、果たしてよい結果につながるのか。
Vision Pro 向けに、個人にカスタマイズしたステージをアーティストが届けられるようになったら、確実にビートルズ以上の政治的なパワーを持つことになるでしょう。
では。