ディープピープルを観ました。
<総合テレビ>9月19日(月)22:00~
出演: 秋元康、HIRO、小林武史
http://www.nhk.or.jp/deeppeople/log/case110919/
久々に学べるテレビ番組でした。
まずは、上記ホームページにある3人のオフィシャル・ヘッドショット。秋元さんだけスーツで正面を向いています。小林さん、HIROさんはプレイヤーでもあるんですね。秋元さんは、カチューシャ踊れず。
プロデューサーの役割は、(中小企業)経営者に重なります。裏方として全体把握に務める。あるいは、HIROさんのように
ステージ上で自ら表現することで、アーティストやメンバーを引っ張っていくことができる
と考えるか。
曲作りで3人に共通していたのが、チームとの「時間(空間)の共有」でした。ITの発展で、無料で国際テレコンとかできるようになりましたが、クリエイティブの基本は時間の共有というのは深いですね。
ただ、そのやり方は3人に違いがでます。秋元さんは裏方目線。高校生の会話を聞いていて、エッセンスをすくいとり、スタッフに伝えている。小林さんは、「友達として」アドバイス。HIROさんは、直系家族な世界の中で、「通訳」をしている。
HIROさんのマネジメントは、中小(オーナー)企業で若い社員の扱いに困っている方の参考になると思います。自分が家父長であることはブラさずに、若手の率直な意見を引き出しています。CDのジャケット候補を並べてどれがよいか言わせる時に「正直に(答えて)」と念押ししています。
秋元さんのカチューシャの時に
1000曲のデモテープをひたすら聞いて、イメージに合う1曲をはめ込む
作業してたんですね。それが楽しいなんて、すごい。それで選ばれたAメロは、Cで始まって、四分音符。3歳の女の子が、初めてピアノ習う時に弾くようなメロディ。作曲家だとできない選択じゃないですかね。
小林さんは、Mr.Childrenの今の姿を思い描けなかったと吐露。名プロデューサーがアーティストを選ぶ基準は、アナログなもので、説明しづらいもののようでした。
原石の見つけ方にマニュアルはなく、スターは運を持っている。周りが(エピソードを)勝手に深読みするような人が世に出ていくと。
全員が、「同じようなものを作りにいってしまう」ことを戒めていましたね。秋元さんが聞いて嬉しい言葉は、「意外にいいね」
プロデュースの究極は、継続というのも、考えさせられる言葉でした。
では。