「値王」と価格競争

フジテレビの新番組「値王」を観ました。いろんな値段をあてる番組なのですが、過去のヒット商品の値段をあてるコーナーがありました。そこで頭に浮かんだのが下記の比較表。


テレビ、パソコン、スマホの人気機種が5万円前後に並んでいます。この表をみていると、国際競争の厳しさを感じます。
今から50年前の1960年にカラーテレビが発売されました
http://showa.mainichi.jp/news/1960/07/post-7858.html
21インチで52万円。インチあたりの単価は25千円。大卒男子の初任給が、16,115円でしたので、月給の32か月分。ゲップでないととても買えません。
それが今では、インチあたり1.8千円。初任給の3分の1程度で購入できます。
まだパソコンは想像できない時代、1964年に電卓が発売されました。シャープが開発したオールトランジスタの電子式卓上計算機「CS10Aコンペット」が53万円でした。当時は、こうしたハイテク製品を造る企業は少数で、国際競争も今ほども激しくはありませんでした。日本の家電メーカーは、サラリーマンが月賦でしか買えないような高級品を造る企業だったのです。
そこから50年。テレビ、パソコン、スマホが同じ値段で並んでいます。50年前にテレビを買うのは、それこそ「家運」を賭けるような決断だったと思います。しかし、いまのテレビ/パソコン/スマホ選びは、失敗したら買い直せる値段になっています。すごい時代になりました。
一方、経営者にとっては大変な時代になりました。2000年時点で、「これからもリビングの中心はテレビだ」と予測して、PDAから撤退したとしましょう。その10年後に、PDAと携帯を合体させたスマホが世界を席巻、テレビが同じ値段になるとは皮肉とした言いようがありません。これだけ激しい変化を予測し、打ち勝たないと生き残れないのですね。
では。