マイノリティとしての若者

年代別投票数を調べてみました。まずは、下図は、年代別の人口です。いわゆる人口ピラミッドというやつで、X軸が反転していますが、「XX歳以上」の数値になっています。たとえば、75~79歳は5.6百万人です。19歳以下は23.5百万人ですね。

折れ線グラフは、年代別のシェアを累計したものです。40歳以上が55%で、過半数となります。

下図は、投票数です。人口に投票率(2007年参議院選挙)を乗じて推計しました。
年代別投票数

19歳以下は、選挙権がないのでゼロ。投票数が一番多いのは、55~59歳ですね。年代別のシェアを累計した数字を見ると、55歳以上で、52%となり過半数。若い人は、人数が少ないのに加えて投票率が低いので、こういう結果になるのですね。

29歳以下の人の投票数におけるシェアはわずか5.4%。永田町からみると、軽くみえてしまいそうです。一方、後期高齢者医療保険制度の対象者は、7.6%。こちらの方が、政治的な影響は大きいんですね。

これからの日本を支える29歳以下の人たちが、政治的にマイノリティになってしまう。ここに問題がありそうです。

では。