Suica & Edyと日本の文化

磯崎さんが、Suicaの利用について書いてますね。改めて考えるに、電子マネーで払うという経済的な行為が、それぞれの国の文化にかかわっているのは、興味深いことです。


 そもそも、電子マネーのよさというのは、紙幣とかコインを運ばなくてもよいとこですね。オンラインでチャージして、電子的に支払えば、社会全体としては、決済のコストが下がるはずです。
 しかし、一般の感覚では、電子マネーの方が割高に感じることすらあります。これは、お札を刷ったり、ATMを運営したりする膨大な費用を利用者が直接負担しないからですね。日本人は、昼休みにATMに並ばされたり、預金金利がほとんどゼロでも、シカタナイと思っているのではないでしょうか。
 磯崎さんご指摘のレジの待ち時間もそうですね。アメリカのスーパーに週末行くと、レジで15分ぐらい平気でまたされます。小切手で払っている人もいますから。自分の後ろに並んでいる人に悪いというのは、とっても、日本人らしい美徳ですね(笑)。
 逆に、銀座のクラブで飲んだ時に、一瞬でピって支払いが済むとありがたみがないんですよね。やっぱり、ゴールドカードをママさんに渡して、5分ぐらい手続きしてもらって、トレイにカードを載せて「ありがとうございました」と言ってもらうと、「お金使ったなぁ」という実感が沸く(笑)。
 ほとんどのケイタイにEdyが入るとか、ケイタイで電車乗れるとかなってくると、社会が変わりますね。文化が変われば、電子マネーのあり方が今度は変わりそうな気がしています。

では(^^)/^