2018年に、脆弱性指数と為替リスクを投稿しました。マクロ指標が脆弱(ランクが大きい)国ほど、自国通貨が減価するというのがよくわかる分析でした。この考え方を本に、2018/4-8の為替減価率をチャートにしたのは、こちら。
コロナが一段落したので、同じ考え方で、2020年1月から5月16日までの為替減価率でチャートを更新してみました。
アルゼンチンは、2018-2019にかけて、すでに大幅に下落しており、2020年初からの下落は限定的に見えますが、十二分に安い水準です。
この図だけで、コロナの新興国への影響を結論づけるわけにはいきませんが、
持ちこたえるアジア、他は売られっぱなし
のように見えます。
コロナで世界大恐慌が来るかのような論説も出てきましたが、コロナによる死者の割合は、国によって差があり、そこは冷静に見る必要があるなと思いました。ロシアとブラジルから目が離せません。