野口悠紀雄教授が、週刊ダイヤモンド(10/29 p.150)で、ソニーついて書いてますね。
ポイントは、以下のとおりです。
・「過去の成功体験が足を引っ張る」という現象は、複数の製品やサービスを供給する企業の場合には、とりわけ顕著に生じる。
・過去の成功体験に引きづられると、「世界の構造の変化」に対応できなくなる。
・「世界の構造変化」とは、
イ)アジア諸国の工業化
ロ)IT革命の進展
・ソニーは、IT革命に適切に対応できなかった。ことは、明白には意識されていない。
ITの進歩と普及は、情報や知識の商品価値をむしろ低下させる。
商品価値が上がるのは、適切なビジネスモデルに支えられた場合のみ。・従業員一人当たりの時価総額比較
Google: 5597万ドル
アップル: 366万ドル
ソニー: 22万ドルソニーは、Googleの254分の1。アップルの17分の1。
・この差を作ったのは、以下の2点。
イ)経営者が新しい発想をなしうるか。
ロ)新しい発想を抵抗勢力を排して実現できるか。
他社の参考にもなりますね。
では(^^)/^
参考:Sony vs. Google 株価チャート