【本】コークの味は国ごとに違うべきか


Redefining Global Strategy: Crossing Borders in A World Where Differences Still Matter

by Pankaj Ghemawat   文藝春秋(2009/4)

フラット化する世界』に対し、「セミ・グローバリゼーション」を提唱。フラット化する世界が世界市場の共通点にスポットを当てているのに対し、本書は微妙な相違点に光を当て、相違点の理解こそが、成功の鍵と説きます。


ウォルマートが、なぜ本国から離れると利益率が落ちるのか。
ハーバードの教授らしく、いくつかのフレームワークを提示することで、分析に当たっています。

CAGE: Cutural,Administrative,Geographical,Economic

The ADDING Value Scorecard

The AAA Triangle (Adaptation,Aggregation,Arbitrage)

私の感想は、都市はGlobalに、地方はLocalになっているということです。分析単位を国にすると、地方が含まれるので、差異が目立つ。都市だけを見てみれば、convergenceが働いてきている。
差異に着目するコストと無視するコストが今後どう推移するのかに注目しています。

では。

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