Years and Years

ロックダウンということもあり、BBC/HBO制作の「Years and Years」を1年遅れで見ました。

字幕がオランダ語で、セリフがぜんぜん聞き取れませんでしたが、次から次に起こる事件に圧倒されました。

脚本や役者の素晴らしさは言わずもがなですが、自分の年齢を感じるドラマでした。50歳にもなると、新聞を読みながら、時代がどう動くか、考えられると思ってました。しかし、2019年~2032年までを6話で描かれると、自分の思考の限界がよくわかります。

トランプ再選、中国の人口島建設、核ミサイルの使用、ロシアのウクライナへの介入、同性愛禁止、金融危機、ギリシャのEU離脱、政府のネット検閲、エリザベス女王逝去、ペンスが米国大統領に、BBC閉鎖、スペインに極左政権誕生、脳のネット常時接続、外国人隔離、と書ききれませんが、どれもありえることで、自分が、準備すらしていないのがわかりました。

この年になると、ドラマや小説から学ぶことも増えてきますね。

しかも、コロナのせいで、現実がドラマより速く変化してしまっています。ハイライトは、祖母、Muriel Deaconの長いセリフ。

経済学を学べば、労働生産性の改善は、豊かになることと、ほぼ同義なのですが、人工知能が起こす生産性改善は、これまでと同じなのかと考えさせられます。オランダでも、コロナで無人レジが定着しました。小売業で働く人が、エッセンシャルでなくなった時に、私たちは豊かでいられるでしょうか。

では。