東アジア地域包括的経済連携(Regional Comprehensive Economic Partnership、RCEP)が、署名されました。学生時代に南北問題を勉強していた身としては感慨深いです。
一人あたりGDPでみれば、カンボジアが1308ドル。オーストラリアが55,215ドル。その差42倍。カンボジア人の猫ひろしさんの月給が1万円、オーストラリア人のミランダさんの月給が42万円で、ハンデ無しで商売するようなイメージでしょうか。
30年前の感覚では、自国の工業が立ち上がるまでは保護貿易。徐々に輸入代替するのが定番だったと思いますが、アジアの国が自信をつけたのかもしれません。一人あたりGDPが3千円を超えない国が少なくない中での合意は、驚きます。オーストラリアやシンガポールに一人あたりGDPでこれだけ差をつけられた日本から、上から目線で言われたくないかもしれませんが。
では。