土曜の夜はバーベキュー。65RM(1820円)と昨夜より高い。昨夜のビュッフェとどこが違うのかわからないが、満足。
翌朝。朝日が水平線から顔を出していた。デサルは東海岸。ほとんど波がないため、アマゾン川のような鏡面に朝日への道ができていた。海岸を散歩していると、宿泊客が、ポツポツ集まってきていた。国は違えど、感じることは変わらない。
シンガポールに戻る。11時の船なので、9:30にタクシーを呼ぶ。ホテルに車を頼むと、一人28RM(780円)、子供半額。自分で手配して、40RM(1120円)
車でしばらく走ると、ジャングルに。ここには誰も住んでないだろうと思ったら、タクシー・ドライバーの家があるという。10人の子供。男7人、女3人。このオンボロ車で、大家族を養ってきた。
30分ほどで港に到着。乗船料は、2歳以上が48RM(1340円)。
チケットブースは冷房完備だが、待合室はファンがあるだけ。汗を拭って出発を待つが、誰も来ない。定時になっても出国審査始まらず。聞くと、船が来たら出発するという。本日は食堂も休みで、ジュースも購入できない。
11:40出国審査開始。小さなボートが艀に泊まっている。11:50分出航。海は濁っている。同じマレーシアでも、シンガポール側では海水浴はできないと感じる。
40分でチャンギの港に到着。入国審査を終えて外に出ると、タクシーが待っているわけでもなし。道路まで歩いてタクシーを待つが、なかなか来ない。みるみる空が曇ってきて、雨が降ってきた。(翌朝の新聞で、この後嵐になって、大木が倒れている写真を見た)フェリーを使ったことを後悔しかけた時に、タクシーをつかまえた。タナメラ駅まで10SGD(660円)。
オーチャードに宿を取る。新聞記事によると、この10年で平均的な宿泊料は倍になったそうだ。たしかに安くない。しかし、私がホテルのオーナーなら、世界中から観光/ビジネス客を呼び寄せる施策をとって結果を出している政府に納得して納税することだろう。
街を歩くと、人ごみに圧倒される。やっぱり、景気というのはまず頭数から。午後3時だというのに、食堂が満員で、座れないのに驚く。
高島屋は、相変わらず賑わっている。地下の食品街の日本食店もすっかり定着。DONQが出店しているが、日本人以外の人もレジに並んでいた。
AKBのブースとカフェ発見したが、ブースの中には誰もいなかった。
【最後に】
ASEANの発展に伴い、シンガポールが新たな段階に入ろうとしている。ユーロ圏のようにはいかないが、「グレーター・シンガポール」として、ジョホールバルも含めたシンガポールの3倍ぐらいの経済圏の統合が進むだろう。
デサルは、この経済圏の「湘南」になる可能性がある。まだホテルが2軒しかなく、地域の取組はまだまだだが、空港にチャーター便が飛び、高速道路で1時間で結ばれれば、アジア地域の顧客を満足させられるだろう。アジアの成長は、まだまだ、これからだ。