JALは、One Worldに残るべきか

OneWorld先日、家族類型の話をしました。日本の航空会社が、どのグループとフィットするか、この観点から調べてみました。

下表は、オリジナルメンバーと日本の航空会社の家族類型を分類したものです。

意外なことに、最初にグループを立ち上げたのは、直系家族の国の航空会社だったんですね。タイも皇室がありますから、直系家族に近い気もします。ユナイテッドの本社があるイリノイは、ドイツ系、アイルランド系が多い州です。ここも直系家族の影響が強いとすれば、ANAは、居心地のよいグループにいることになります。

これに対抗してできたOne Worldは、バリバリの絶対核家族です。香港は、中国なのかもしれませんが、大英帝国だったということで、絶対核家族に分類しました。ここでは、各社の自由が重んじられると推測します。

日本のモロ直系家族的な会社であるJALがなぜここに入ったかは、ANAと対抗したからなのでしょうが、文化の違いに苦労しているのではないでしょうか。

最後にできたSky Teamは、バラバラですね。まだ、共同体家族の国が台頭するのはこれからでしょう。平等核家族がコアメンバーなのが興味深いですね。やっぱり、絶対核家族や直系核家族のノリに、肌が合わなかったのではないでしょうか。

平等核家族が中心にいるアライアンスは、意外に安定しているかもしれませんね。家族分類からだけいえば、日本航空は、無理してアメリカン航空と付き合うよりも、デルタと提携して、Sky Teamに移ったほうが、やりやすそうではあります。

では。