コロナに負けるなプロジェクト

コロナの影響を受けている飲食店や失業者を支援する慈善活動を見かけたのでメモです。

【要旨】コロナで影響を受けている飲食店と食べ物に困っている人を支援するプロジェクト。一般の人から寄付を募る。そのお金で飲食店に発注。飲食店は食べ物に困っている人に食事を届ける。

The United Wayは、アメリカの慈善団体の連合体。アメリカ全土に1,200の拠点を持ち、寄付を募り、慈善活動に取り組んでいる。

Ulster County (アルスター郡)は、アメリカニューヨーク州にある地方自治体。

ユナイテッド・ウェイのアルスター支部は、復活プロジェクト(Project Resilience)を始めた。

Donate to Project Resilience, organized by DJ Hines
County Executive Pat Ryan is launching a second phase of our Project Resilience program in partnership wit… DJ Hines nee...

開始日 2020/3/17
目標金額 5百万ドル
実績  157千ドル(4/22時点)
献金者数 899
平均献金 175ドル

プロジェクトは、コロナ危機以降、アルスター郡で食事に困っている人に食事を届けることを目的としている。献金は、同郡の飲食店から調達する。

寄付金は、100%税額控除の対象。

責任者は、D.J. Hines 氏。ユナイテッドウェイ(アルスター支部)の財務責任者(CFO)

このプロジェクトが素晴らしいのは、飲食店と食事に困っている双方を支援していることですね。

  • ITを使って寄付を募っていること。
    • 寄付した人もコメントを寄せていて、血の通った社会貢献になっている
  • 地元のためになることが手に取るようようにわかる。
    • 全国ではなく、小さな地域に絞ることで、地元の飲食店を救済することが理解できる
  • 信頼ができる
    • 全国で慈善活動に取り組んでいる団体なので、詐欺にあう可能性が低い
  • ロジスティックスがしっかりしている
    • 普段から、慈善活動をしている人たちなので、食べ物をちゃんと届けることができる。こうしたプロジェクトを急に立ち上げると、マスクが小さかったり、異物が入っていたり、志が高いほど、肉離れを起こすことが多いのですが、大丈夫そう。

アメリカは、コロナの被害もあっという間に広がってしまう闇の部分もあるのですが、こういうボランティアが草の根で立ち上がる素晴らしい国でもあります。

では。

【参考】

https://www.washingtonpost.com/news/voraciously/wp/2020/04/17/jose-andres-and-his-nonprofit-aim-to-reopen-hundreds-of-restaurants-while-feeding-needy-people/?fbclid=IwAR2JlsUylZOcOiQ1b8Wy8tq6uWk5rCATQbCkvntDydhBIWPuQ8yFFahqans
World Central Kitchen
Founded in 2010 by Chef Josテゥ Andrテゥs, World Central Kitchen (WCK) is a nonprofit organization that is first to the fron...