石油価格の行方

4/21、石油が急落しましたね。まさか、石油にマイナスの値がつくとは。コロナに慌て過ぎな世界を象徴しています。先物の値段を見てみました。今日は1バレル11USDに戻ったとはいえ、期近が急落しているのはわかります。30USDに戻るのが1年後。10年かかって53ドルですか。国債のように逆イールドにはなってないと言いますか、年初が60ドルだったので、10年経っても、年初の水準に戻らないとも言えます。

株も下がりましたが、セリング・クライマックスには感じませんでした。しかし、この石油は、きれいなselling climaxに見受けられました。デンマーク、オーストリア、ドイツに続き、オランダも、封鎖緩和に踏み切りました。潮目が変わった日になるやもしれません。

コロナは、住んでいる国の感染状況に市場見通しが振り回されているように思えます。中国の感染爆発に近かった日本人は、本部がスイスにあるWHOの判断をもどかしく思ったことでしょう。しかし、振り返れば、WHOがパンデミックを宣言した日から急激に感染者が増えています。日本の感染者が増えている現状では、世界経済、回復の兆しを感じ取れなくてもしかたないですね。

では。