【本】佐藤可士和のクリエイティブシンキング

佐藤可士和のクリエイティブシンキング

佐藤 可士和 日本経済新聞出版社 2010/6

クリエーターとして第一線で活躍する著者の、新しい価値を作るための考え方記した書です。

まず、改めるべきは、

「機能だけが本質価値」で「デザインは付加価値」と分けて考える p.126

ことです。
著者のデザインの定義は、次の通り。

デザインとは、問題を解決に導くために思考や情報を整理して、コンセプトやビジョンを導き出し、最適な形にしてわかりやすくその価値を伝えていく行為。p.126

天野祐吉氏の言葉。

外見と中身を分けて考える人がいるが、外見は一番外側の中身なんです。p.127

想像力の話かと思いきや、顧客から本当のニーズを引きだす力や、コンセプトを簡単なデッサンで示す力など、コミュニケーションにも、重点が置かれていたのが印象的でした。