パワポで極める 1枚企画書
竹島 慎一郎 アスキー 2006/6
1.1枚にまとめる
1枚にまとめるというのは、ワープロがなかった頃も言われてました。企画の仕事をしていると、スライドが100枚になって、60枚はバックアップなんてことがあります。パワポ時代になって「1枚にまとめる」ということが、新鮮な響きをもつようになりました。盆栽のように、そこには世界がありますね。
2.デザインの時代
パワーポイントと文書の違いは、デザインで説得する点です。人間は、色、形、文字の順番に認識しますので、色と形のない文書よりも、パワポの方が説得力があるのだと思います。
3.物語の大切さ
もうひとつの違いは、論理で押すのではなく、そういう考えに至った背景や、イメージなどをとりまぜてストーリーにするところです。
著者は、PowerPointのテンプレートをネットで公開しています。自信がないとできないことですね。価値があるのは、「型」ではなく、企画を発想する力そのものということでしょうか。
上司の度重なるPowerPoint 修正で疲弊している企画部門の若い方には、役に立つ本だと思います。
では(^^)/^