下流化するサラリーマン

中央公論中央公論3月号の城繁幸さんと山田昌弘さんの対談(P.100)を読みました。労働市場の現状を知るよい記事でした。印象に残ったコメントは、以下のとおりです。


・今後10年の間に、「ホワイトカラー」(部長クラスの仕事をする人)と呼ばれる人の数は3分の1以下に減る。
・新聞社の団塊世代で、部長になれずに定年を迎える人間は5%未満。
・グローバル化の進んだメーカーに勤める40代前半の人だと、8割は生涯部長になれない。
・団塊ジュニア以下の世代は、定期昇給もなし。彼らの生涯年収は団塊世代の5?6割。
・親の援助なしに、男性一人が稼いで、家を買って、二人の子供を養って、大学まで通わせることができる、というのは団塊世代でおしまい。団塊世代の人は、中卒であってもそれができたが、今は大卒でも、それができるのは半分以下。
・今後は、共働き2人分の格差がつく社会になる。
・3年以内に辞める大卒新人の割合が今年中に4割を超える。

採用の問題は、世代間格差の問題なんですね。

では(^^)/^