オルタナティブ投資入門―ヘッジファンドのすべて
山内 英貴 東洋経済 2006/5
GCIキャピタル 山内CEOによるヘッジファンドの解説書。金融を離れて久しい私には、ちょっと難しかったですが、ヘッジファンドとの生態について、非常によく書けていると思います。
オルタナティブ投資の解説からヘッジファンドのリスク管理まで、丁寧に解説されています。
日本は、資本輸出国となり、今後、人口が減少していくことを考えれば、モノ造りと同様に、資産運用の巧拙が国の行く末を左右してくると思います。
そうした意味で、日本のヘッジファンドの現状を理解することは、今後の人材を育てていく上でも大切だと思いました。シンガポールとか政府が、力入れてやってますしね。
第8章ファンド・オブ・ファンズとゲートキーパーは、面白いですね。全世界で6000を超えるファンドのどれを選ぶか考えるだけでも大変というのは、ファンドの現状をよく伝えてくれていると思います。
では。