安全のコスト

コロンボを往訪しました。テロの影響は深刻で、安全のコストについて改めて考えさせられました。パリの同時多発テロ(130名)を上回る250名が犠牲になりました。スリランカへの観光客数の推移は、下図のとおりです。

観光業は、GDPの5%を占める重要産業です。その顧客が突然3分の1になったら、影響は広範囲に及びます。スリランカは4度目ですが、これほど、トゥクトゥクに声をかけられるたのは初めてです。

モールも静かでした。ローカルは、通年のような消費行動に復活してきているように見えましたが、いかんせん、外国人旅行客がいなさすぎます。ホテルもモールも、入館検査復活。ホテルが金属探知機を自動車に充てているのを見て、違う街になってしまったと思いました。

実際、ここまでの影響を目の当たりにすると、テロを防止するコストについても考えてしまいます。政府による国民の監視をどこまで受け入れるべきなのでしょうか。

では。