GDP成長率

昨日のウォール・ストリート・ジャーナルのチャートが素晴らしかったので、自分でも点検してみました。IMFのGDP成長率予想です。

21世紀の世界井経済を引っ張ってきたのは、中国でした。リーマンショックで、先進国が総崩れする中、9%の成長を続けたのは驚異的でした。世界の経済成長率が、日欧米をつねに上回っていますが、中国のおかげなのがわかります。

IMFのエコノミストは、2019年以降、この4地域が減速すると予測しています。日欧米は0.5~1.6%成長。中国も5.6%に下がると。株価が2割下がったのは、米中貿易交渉の行方によっては、2009年のようなことが起きかねないとリスクを織り込んだということでしょう。各地域の成長がこの点線を大きく下回れば、企業利益が落ち込むのは必定です。

中国も、2009年のように、インフラ投資で経済を下支えするというわけにも行かないでしょう。年明けの交渉の行方が重要なのがよくわかりました。