為替が大きく動きましたので、久々にCHECK。
2005年基準でみると、為替3兄弟が別々の道を歩き始めたのは、2006年。円がずるずる安くなってましたが、サブプライム問題とともに反転。ドルは1年持ちこたえて、08年7月に底値。リーマンショック(08年9月)のあとはむしろ反転。この時も、円の方が、急激に反応。
日米の揺れまくりな状況を横目に見ながら順調に高くなっていたユーロは、2009年10月に最高値を記録。同月のギリシャでの政権交代と、財政赤字の粉飾が発覚して、右肩下がり。
いろいろ騒いでいますが、5年経ってみると、ユーロはもとに戻っただけ。ドルも5%安くなっただけ。円だけが2割も切り上がっています。日本円は、あしたのジョー的にいえば、「両手ブラりん戦法」で打たれっぱなしのように見えますね。財政当局の意志やいずこ?
2007年の円安(85.23)の恩恵を受けた輸出企業にしてみれば、ボトムから4割も為替が切り上がったわけで、耐えられるわけもなし。2007年を忘れて経営しなければなりませんね。
日本のGDPが中国に抜かれたというのに、この円高。次のジェットコースターにも備えねばと思います。
では。