The Economistの指標一覧を見ていて、感慨深かったので、まとめました。
2020年のGDP成長率が最も低くなりそうなのはEU。ま、そうでしょうね。住んでて実感です。もう、一番、コロナにヤラれたのは欧州でした。
中国が無傷?のように見えますが、ちょっと前まで8%成長でしたので、同じようにダメージはありましたね。
意外に頑張っているように見えるのがアメリカ。27万人も犠牲者を出しながら、日米欧の中で一番下げ幅が小さいのはさすが?
こうやってみてくると、独り相撲を取ったのが日本。人口あたりのコロナ犠牲者で見れば、欧米と比較すれば無傷に近い数値ながら、アメリカよりも経済が落ち込んでしまっているという。しかも、唯一デフレ。
財政収支もひどいですね。去年はあれほど懐疑的だったのに、「我々はみなMMT」という結果に。特に、米国が共和党政権下でGDPの14.9%もの財政赤字を出したというのは歴史的でした。
金融政策は引き続き死亡中。アメリカはものすごい緩和で、中国との差を見れば、人民元が上昇してもなんの不思議はありません。
長短ギャップも、印象的。ユーロ圏が逆イールドなのは、希望も何もあったものではないですね。さすがに売られすぎと感じますが、コロナで高齢化社会の重荷がいっきに可視化された思いです。
中国も逆イールドなのは、なんでなのでしょうか。アービトラージが効いていないからなのか、世界が見落としているという神のお告げなのか。
最後に各国の通貨の前年比を見ると、4地域すべて上昇していますね。日米欧は、これだけ財政・金融政策ゆるゆるなのに?と思いますが、エマージング市場が二桁下落とかしております。トルコ▲27.9%。アルゼンチン▲26.1%。ブラジル▲21.2%。ロシア▲15.7%など。こうした国は、コロナのツケを為替で払ったということろでしょうか。
2021年は、どんな年になるでしょうか。
では。