四半期データで損益分岐点図を作ってみました。今回は、飲食店。商売の基本で、事業構造もシンプルなので、決定係数も高いですね。たとえば、ゼンショー。
固定費は、四半期ベースで156億円。売上高固定費率は、10.9%。(2017年度第4四半期)。限界利益率も14.1%とまずまず。損益分岐点は1105億円。損益分岐点比率は77.1%で余裕があります。
決定係数(R2)も、0.9676とほぼ、このモデルで営業利益を算出できます。安定しますね。このまま売上を伸ばせばいい。株価も好調です。
こうなっていない飲食店もあります。たとえば、APカンパニー。
限界費用が1を超えていますね。この係数を無理に解釈すれば、売上を増やすと限界損失6%が出る状態です。それを四半期ごとに固定費を5億円ずつ下げて利益を捻出しているとでも言いましょうか。株価も低迷しています。
限界利益率を回復させる手立てを見つけられるかが鍵かと。
では。