トヨタの時価総額が60兆円を超えました。
昨年の当期純利益が2.4兆円なので、PER24倍ということですね。いまの半導体主導のおかしな相場の象徴の一つだと思います。さすがに不祥事3連発で最高値更新というのは、同社幹部でも納得いかないでしょう。

トヨタは人を大切にする会社です。売上が37兆円になっても、従業員あたりの指標はそれほど変わりません。

昨年度、突然、一人あたり売上高が増えたのは、特殊要因(為替?)でしょう。画期的な生産方法を発明したなら別ですが。利益は逆に減っています。
同業他社のPERは下図のとおりです。

2023年6月あたりの数値ですが、`PER 10倍がいいところだと思います。TESLAはEVの将来性が評価されていますね。BYDとTataは市場の将来性を評価しているのでしょう。ポルシェはプレミアムでしょうね。トヨタにこれらに相当する何かがあったかというと、疑問です。
私がトヨタの底力を実感したのは、90年代前半にネパールに行った時です。タクシーが40年前のカローラでした。トヨタというのは、センチュリーを造れるからスゴイのではありません。世界で最も貧しい人の日々の生活を支える車を造れるから素晴らしいのです。
社員のみなさんの日々研鑽は、PERに現れてしかるべきですが、24倍はさすがに買われすぎでしょう。
では。