新星堂(7415)が株式会社TSUTAYAと資本・業務提携しましたね。ニュース発表後の株価の動きも鈍いですね。2006年2月期は、売上げが減った上に、経常損失に転落。バランスシートは、結構痛んでそうです。
貸しレコード屋ができたのが1980年。その後の日本レコード協会との争いを思うに、感慨深い業務提携ですね。
また、タワーレコードは、ドコモと資本提携しましたね。レコード屋さんが、レンタル屋と電話屋さんに買われる時代となりました。
一方、アップル(AAPL)は、絶好調ですね。株価はいったん80ドルを超え、PERは35倍にも達しています。2004年に始まったiPod革命は、2年で日本市場を大きく変えてしまいました。
ソニーが、コンパクトディスク・プレイヤーを発売したのが1982年。レコード針のナガオカが倒産したのが、8年後の1990年。CDはメーカー直撃でしたが、音楽ダウンロードは、流通を直撃でした。ナガオカは、CD登場から8年がんばったのですが、新星堂はiTunes登場から2年で、赤字になりました。市場の変化のスピードが違いますね。
レコード屋さんは、どうなるんですかねぇ。便利さを追求すれば、ダウンロードか、本・ビデオ・CDのある場所に吸収されるのでしょうが、アートの香りがしません。今は、利便性を軸に再編が進んでいますが、アートの軸への反動が来そうな気がします。
では。