4月26日の日経産業P.36に、資生堂の新シャンプー「TSUBAKI」の出荷が当初計画比2倍の40億円となったとの記事が出てました。2006年度の出荷目標額は、100億円。その40%を1ヶ月で達成したことになります。この結果、同社のシャンプーリンス市場でのシェアは、10%ポイント改善して、23%になったそうです。
日経MJ(3/31)一面トップに、資生堂のブランド改革が掲載されています。それにしても、TSUBAKIの気合の入りようは、スゴいですね。女優の独占禁止法違反に問われそうなメンバー、また、テーマ曲は、ターゲット顧客直撃のSMAP「Dear Woman」
資生堂(4911)曰く
パワーマーケティングの王道を行く
のだそうで、広告宣伝費は、過去最大だった「マキアージュ」より10億円多い、50億円を予定しています。 日用品は、衝動買いの要素があり、パワー・マーケティングは、王道なわけですが、ここまで素直にシェアが取れるとは、意外です。
シャンプーは成熟市場で、市場規模はむしろ縮小しているのですが、髪を美しく見せるセグメントは、伸びている。なので、各社気合入りまくりなんですね。
日本リーバ:Lux
花王: ASIENCE
P&G: Vidal Sasoon
資生堂:TSUBAKI
800円という値段は、シャンプーからすれば高いが、他の化粧品と比べれば安い。これで美しくなれるなら、安い投資なんでしょうか。しかし、そうであれば、化粧品と同じく、小さなブランドが乱立しそうですが、まだ、マスで動いているんですね。
4社の戦いから目が離せません。
では。
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