JETROの「2022年度 欧州・CIS投資関連コスト比較調査」が出てました。EUといっても差が大きいのがわかります。
上位3カ国は、直系家族ですね。やはり、親から長男に技術が引き継がれ、製造業が強く国のワーカーの賃金は高くなります。ドイツのウェーターの賃金が安いのは、中東からの移民を大量に受け入れたからではないでしょうか。
同じ直系家族のチェコが図抜けて安いのもわかります。日本の自動車メーカーが進出するのはよくわかります。
イギリスも移民が多いので、ウェーターの賃金が安いですが、課長の月給が9222ドル(120万円)もするのに驚く方が多いのでは?想像ですが、日本人のイギリス現法社長が満足するような管理職は、白人でアッパーミドル層の出身なので、これぐらいは普通に要求するのでしょう。日本のメーカーの課長さんは給料が安くて優秀なのです。
ハンガリーの賃金が安いのが際立ちますね。さすが日清食品が工場造っただけあります。ただ、私が話した人は知的レベルも高く、安すぎだなと思いますけど。インフラ投資が不十分で製造業が立ち上がっていないのでは?と想像します。
ポーランドの賃金が上がってきましたね。イギリスで高賃金を体験した人が大量に帰国したので、インフレ気味なのかもしれません。
では。