久々に翻訳をしているのですが、英訳の環境は、変わりましたね。
まず、Google(翻訳)で、日本語が英文変換されますね。このままでは、とても役立たないのですが、「複数の単語を一気に調べる辞書」と思えば、かなり便利です。
で、次に単語を精査するわけですが、オンライン辞書(Gooなど)のレベルは上がってますね。これで8割方は、片付きます。
ここからが、詰めになわるけですが、英英辞典のレベルも、高くなりました。類似語辞典(Thesaurus)はm-w、可算名詞か不可算名詞かは、Cambridgeを使うと、ほとんどクリアできます。
次に、専門用語ですが、Wikipediaは便利ですね。Britanicaは、難しい表現が多いのですが、Wikipediaは、平易な表現でそのまま使えるものが多いです。そのまま、日本語版もあるので「英和・和英」としても使えますね。
最後にGoogleですね。これはJapanese Englishかとか、どちらの表現か迷うときには、クォーテーション・マーク(“”)で囲んで検索します。たとえば、「電子基盤」は、和英辞典に載っていませんでした。”electric foundation”かなと思って、グーグルで検索すると、「?基金」がひっかかります。怪しいかもと思うわけです。
また、「日本語+英語の一部」も使えるテクニックでした。前述の例でいえば、「電子基盤」に「electric」で検索すれば、「電子基盤」という単語を含み、英語が混じったページのリストが出てきます。
ただ、文法(Grammar)チェックは、無料の良いサービスを見つけていません。ご存知の方いらっしゃったら、教えてください。AbiWordで一部対応しているようなのですが、文法のプラグインの導入の仕方がわかりません。
事前の策としては、フレーズを””で囲んで検索してみます。多くのサイトで使っていれば、文法として合っている可能性が高くなります。ただし、英語のホームページは、ネイティブでない人も書いていますから、たとえば、”Site:edu”で、大学のサイトに限定したり、”site:time.com”で雑誌タイムに限定したりすると、間違いが減ります。
こうしてみてくると、翻訳のウェブによる自動化が見えてきますね。「そうした表現が実際にウェブ上にあるか」という演算が、究極まで早くなれば、かなりナチュラルな訳語になってくるのではないでしょうか。
では。(^^)/^