エディー・ジョーンズ 講談社 2017/11
ラグビーヘッドコーチの対話集。スポーツから学ぶことは多いです。たとえば、テクニックとスキルの違い。
テクニックは、最も狭い意味での技術です。
一方スキルは、その技術を正しい状況で活かせる能力のことです。p.14
日本では、テクニックが重視され、スキルに長けている選手が少ないというのは、重要な指摘です。
Technical: having special and usually practical knowledge
Skill:the ability to use one’s knowledge effectively and readily in execution or performance
敗者を持ち上げる空気が支配的になると、冷静な分析はどうしてもおろそかになります。
その結果、次もまた、負ける確率を高めてしまうのです。 p.25
精神的な訓練を積むための前提は信頼。p.25
日本の指導者の多くは、規律に厳しいばかりで選手と信頼関係を築こうとしているようには見えません。
日大アメフト部思い出しました。
リスク・テイクは、p.59。
何かを大きく変える時、誰しも躊躇すると思います。
しかし実際は、そこには何の障害もないのです。あるとすれば、それは自分の心の中にあるにすぎないのです。
ソニーの盛田さんの言葉 p.70。
僕には、チャンスが来たことがわかりmした。それがわかる人と、わからない人がいるのです。
日本の国民性は、p.92
イギリス人もまた、他国民に比べて、内気で、非常に礼儀正しい。要するに、日本人もイギリス人も争い事を好みません。
それは島国の風土によって、培われたものでしょう。海に囲まれた狭い土地に大勢が暮らすためには、協調的になる必要があるからです。
意外でしたが、同じスポーツを教えるからこそわかるのでしょう。
では。