石油価格高騰で、マグロが休漁だそうですね。寿司屋にも影響が出そうです。同じ寿司屋でも、高級店と回転寿司とでは、影響が異なるんでしょうね(右表)。寿司を提供するという目的が同じでも、戦略が違うと、これほどまでにやることが違ってくるというのは、面白いところです。
最も異なるのは、チェーン店展開し、大量仕入れによる価格引下げと、資本集約的な店作りで、製造コストを下げたことでしょう。その結果、職人を長い年月かけて育てなくても、アルバイトが機械から出てきたシャリにネタをのっけて提供することができました。
寿司屋といえば、典型的なBuild to Orderな世界だったわけですが、ベルトコンベアーによって、Build to Stockが実現したんですね。気がつけば、とってもトヨタな世界。
マグロが品薄になってくると、どちらが影響受けるんでしょうか。購買力を持っているチェーン店が有利な気がしますが、久衛兵の方が、価格転嫁は容易ですかね。代替品で逃げるというなら、回転寿司に利がありますね。
物価上昇の波及例として、寿司業界にも注目です。
では。