先日、戦争経済の終焉について書きましたが、アメリカの軍事支出を調べてみました。
図 アメリカ政府支出の中の軍事費
資料:大統領府行政予算管理局の2008会計年度の連邦政府予算のHistorical Tables
5年後との政府支出を分野別にしてみました。たとえば、2005年の10.8兆ドルとは、2001年?2005年の政府支出累計が1200兆円ほどだということです。
レーガン大統領が登場する前は、4?5千億円。それが80年代前半が1兆ドル、後半が1.4兆ドルと急増。冷戦が終わりました。
平和の配当と言われますが、90年代は1.4兆ドルで変わらず。それが9.11を境に、00年代前半は2兆ドル、後半は2.9兆ドルになる見込みです。1年あたりでみると、90年代は3千億ドルだったのが、00年代は5千億ドル。2千億ドル増えたとすれば、20兆円増えたことになります。
世界のGDPを44兆ドルとすると、アメリカの軍事費は1%なんですね。たかが1%、されど1%。2008年の大統領選挙でこの1%がどう動くかに注目しています。
では。