ラゾーナ川崎プラザ

ラゾーナ川崎 2006/9/28にオープンしたlazona川崎に行ってきました。東芝が設定する事業用借地権(20年間)を東芝不動産と三井不動産が賃借し、共同で建物の建設・運営をしています。
 先日、ららぽーと豊洲に行ってきましたが、三井不動産(8801)元気ですね。


 ラゾーナに寄る前に、東口のヨドバシに行ったのですが、こちらは、昔ながらの川崎でした。表参道が好きな女性は、あまり立ち寄らないでしょう。
 川崎は、横浜より東京に近いのに、なぜか横浜に人気を取られてしまう理由は、このヘンにありました。
 しかし、ラゾーナを一度観た女性は、川崎が品川から10分のところにある利点に気づくと思います。エキナカ好きな方なら、駅直結の魅力はわかりますね。
 豊洲と違って、客層は、ファミリー層より、アーバン・シングルにちょっと寄っていました。通路にカーペットはなく、お店も、ちょっと表参道よりのショップになっています。
 最大の特徴は、広場でしょうね。大胆に空を取り入れたことで、他のモールとの違いを出しています。
 ただ、駅直結の立地からすると、雨が降ると死んでしまうスペースは、痛かったりするのでは?スペインならいざ知らず、梅雨のある日本では、雨をどうしのぐかは、課題かも。
 それを除けば、豊洲よりも歩きやすいですね。建物全体のイメージも、違和感なく受け入れられます。
 5階の109シネマズ川崎では、待合スペースのいすがしっかりしていました。
 フロアごとの店の選択もポリシーが感じられ、個人によって、どのフロアが「自分のフロア」かわかるようになっています。
 飲食店街のほかに、スタバなどの喫茶店が各フロアに分散してありますね。ちょっと立ち止まって次のフロアという流れが自然にできていました。
 2階のソニープラザは、こんな色使いがあるのかと感心しました。渋谷109店と客筋が違うので、あまり、顧客に媚びず、かつソニプラらしさを失わないバランスは、こんなトーンなんでしょうか。クリスマスのディスプレイも、秀逸でした。外から中が見えない店が結構あるのですが、ここは、中も見渡すことができ、かつ、ディスプレイで、顧客をしっかり引き寄せるだけの絵を作っていました。何人もの若い女性が、「かわいい」といいながら店に吸い込まれていくのは、壮観です。
 逆にZARAは、元気無かったですね。非常に優れたオペレーションを持っているのに、日本のモールの理解がちょっと足りないように感じました。
 ユニクロが、モールの特徴を俊敏にとらえ、「主役」を張っているのと好対照です。
 1階の「ダイニングセレクション」は、IKEAな感じでした。ヨーカ堂の飲食店広場にいると、どっぷり家族モードですが、ここは、そこまで落ちていきません。家具に対する考え方が、変わってきましたね。
 スーパーSANWAの導線もよく考えられています。はちみつリンゴと焼きたてパンの試食を無視できる女性は、かなり少なかったです。
 ほんと、ここまで便利になっていいのかなと思うほど、よくできています。地方のシャッター通りが問題になっていますが、モールがここまで進化した今、正面から対抗するのは、本当に容易でなくなってきました。

では。