ペッパーランチ

ペッパーランチ ペッパーランチに行ってきました。ペッパーフードサービスは、上場記念(3053)ということで、カテゴリーを絞った業態が、店舗を増やしてますね。


 店の造りは、吉野家形式なんですが、木目を活かすなど、デザインにも気を配っている模様。壁にはハンガーがあり、焼き肉のにおいに対する配慮も感じられます。
正笑―ペッパーランチの経営学 食券を購入するのは、松屋パターン。席に座ると、ペパー・ナプキンが敷かれており、これを使って油がはねるのをよけます。
 デニーズ同様、鉄板にお肉がジュージューいいながら出てくるのですが、「お一人様」用に割り切っているところが、ミソです。
 店内は、サラリーマン男性(20?40歳)中心で、女性は1名のみ。
 オペレーションは、客席19に対し従業員5名。フロア3人に対して、厨房2人。若いスタッフでありながら、満員の顧客をうまくさばいていました。
 チケットを渡すと、ポイントカードの要否を聞いた後に、クーポンを渡していました。リピーターを増やそうという意思を感じます。また、サラダなどは、チケットを買わずとも現金で、購入できます。アップセルの工夫もできてますね。
 恐ろしいことなのですが、吉野家形式の椅子に座っていると、食事がすぐこないとイライラします。ステーキを頼んで出てくるスピードとしては、驚異的に速いんですけどね。料理が出てくると、店員が「ごゆっくりどうぞ」と言ってくれるのですが、ゆっくり食べる場所ではないのでは?
 オペレーションのメリットとしては、完全に仕上げずに(半生)で、顧客に提供し、顧客に仕上げをさせるという、関西お好み焼き方式で、調理の時間を節約できています。
 料理の味は、可もなく、不可もありません。今日は、ちょっと頑張ったから、吉野家じゃなくて、ペッパーランチという価格帯というとこですかね。
ペッパーランチ物語 吉野家としては、いい投資先なんじゃないでしょうか。吉野家でアップセルを狙うよりも、業態を変えた方が現実的です。また、店舗展開、店作り、スタッフ研修などのノウハウは、そのまま生かせます。牛肉&ご飯も、共同購入のスケールメリットが効きますので、悪くないですね。
 狂牛病騒動で、株価は低迷していましたが、ちゃんと、やれることをやっていたというとこでしょうか。

 では。(^^)/^