地域ブランドと産業振興
関 満博 新評論 2006/5
一橋大学の関教授の地域活性化論。 小樽(モノづくり職人活動)、宇都宮(利き酒と餃子)、高岡(銅器と漆器)など、9地域からの現地レポートをフレームワークの中で整理しています。
P.214に地域ブランド化の価値軸が解説があります。民の「モノづくり論」と官の「産業振興論」に分けて、それぞれ5要素を設定しています。
民:企画設計、顧客商品、素材原料、加工技術、商品意匠
官:経済規模、企業底力、市場展開、伝統歴史、産官学民
P.216以後で、この10の軸で、「パラダイムマップ」がつくられており、角地域の特徴を視覚的にとらえることができます。
総裁選を控えて、地域格差がひとつの焦点となりますが、参考になる本だと思います。
では(^^)/^
【参考】
日経 2006/6/18(日) P.25 に書評が掲載されています。