私の部屋 新宿店に行ってきました。昨日、紹介した「ロウアーミドルの衝撃」P.110で紹介されています。
大前さんが主張するロウアーミドル市場対策(p.108?)は、以下の通りです。
・低価格業態にプラスアルファの要素を取り入れる
ナチュラルキッチンは、ナチュラル感をプラス
ZARAは、ファッション性の高さをプラス
・「ステータス性」よりも「実用性」を重視
高級コンパクトカー
・ストック消費をフロー化する
アイリスオーヤマのカバーを取り替えられるソファ
レンタカー
賃貸マンション
・ITを活用する
このIT活用の例で、「私の部屋リビング」が取り上げられています。雑誌『私の部屋』は、雑誌『服装』(婦人生活社)から分かれて発行。誌上でメイルオーダーによる通販を始め、ネット販売に進出しました。
ポイントは、自由が丘的な高級感のあるインテリアグッズを、直営店とネット販売によるコスト削減で、ロウアーミドル向けに低価格で販売しているところです。
実際お店に行くと、顧客は、20代後半以上の女性。品揃えも浮ついたところがなく、価格もお手ごろ。同社独自の商品開発もしていますが、それだけにこだわっているわけでもありません。
感心したのは、自由が丘的な商品の中にも「和」があるとこでしょうか。九谷焼や、お箸など、ちょっと年齢を重ねた女性が戻ってくるような商品もキッチリそろえられています。
また、産地をしっかり表示してますね。あえて中国製と書く姿勢を顧客が指示しているのかもしれません。
「私、こんなベッドで寝たい」
私の後ろで友達に話しかける女性の言葉に、このお店がハヤる理由がわかった気がしました。
では。
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