ヨドバシakiba

 ヨドバシAkibaに行ってきました。さすがに、すごい人出でしたね。梅田店を見たことがあるので、店の様式自体には、驚きはありません。ただ、ひとまわりすれば、それが、「住」に特化した百貨店のように感じられます。9階建て23千?といえば、そもそも、百貨店並みの大きさですね。百貨店が、衣食住の百貨を集めた店なのであれば、ヨドバシは、衣食を除いたところで百貨店を作ったと言えると思います。


 従業員を見れば、これも、スーパーとは全く逆の布陣でパート女性が少なく、メカに詳しいお兄さん中心になっています。
 百貨店、ス?パーの売上高が伸び悩んでいる中で、どうして家電量販店が、こんなに伸びたのでしょうか。理由はいろいろあるでしょうが、モノを売るのではなく、時間を売るのスポットを作ったからかなと思いました。
 ヨドバシにきた人全員が、何かを買っているわけではないんですね。まずは、毎週行っても飽きない本屋(有隣堂)とレコード屋(タワーレコード)を8階に置き、噴水効果を生んでいます。そこからエスカレーターで降りてきて、これが、「iPod Nano」なの?とか、AQUOSの65インチはキレイだねとか遊ばせる。ホームシアターでDVD見て、VAIOをちょっといじって疲れたら、マッサージ機で一休み。大げさに言うと、「タダで行ける万博」状態なんですね。男がなんとなく楽しく1時間を過ごせる場所を作ったのが、家電量販店の勝利だったかと。新宿店命だった私にとっては、子供が遊べるスポットをヨドバシが持つなんて、思いもしなかったですね(笑)。ヨドバシakiba

 このままで行くと、百貨店がお母さん、家電量販店がお父さんに合わせて店を拡大し、どこかでぶつかりますね。家電量販店の鬼門は、婦人服と地下のスーパーでしょうね。ヨドバシAkibaの地下がマルエツで、8階がユニクロだったら、ありえるかなと。
 今後の流通戦争が見ものですね。

では。