BMW@CNN Podcast

ポッドキャストでCNNを見ていたら、最後にBMWのコマーシャルが流れてきました。インターネット経由で閲覧できる映像でのCMの形はいろいろ試されましたが、ブロードバンドの普及が進み、番組の中に映像のCMを入れることが、定着してきましたね。

驚いたのは、その位置。番組が終わった後に、2分ほどの映像になっていました。HDRでコマーシャルを飛ばすような人は、ほとんどみなくなる位置に、BMWは入れてきていました。
常にザッピングする私でも、そのCMの美しさに、息を呑んでしまいました。タイヤにペンキをつけて、アートしているわけですが、車と美術にこんな接点があったのかと感心するやら、なんの車のコマーシャルだか忘れるは大変でした。
BMWのネット広告への取り組みは、『グーグルに勝つ広告モデル』をご紹介したときにも触れました。インターネットは、ターゲット層に対して、情緒的・感覚的なブランドコミュニケーションを行うことが可能なメディアで、BMWが、30億円かけてネット広告を作って成功したのは、2001年のことでした。
BMWが先行したネット利用に、アメリカのTV局が追いつき、地上波と同じフォーマットの広告をネット上で完結させている。
メディアのIT理解度、CMを芸術的なレベルにまで高める広告代理店、それを支えるネット利用者(の数)を感じます。

日本はどうなりますかね。

では。