『大日本人』松本人志ロングインタビュー

Cut (カット) 2007年 06月号 [雑誌]
Cut (カット) 2007年 06月号 のインタビューを読みました。表紙の写真がいいですね。お笑い芸人で、こんないい写真になる人は、本当に少ないと思います。


 渋谷陽一さん、松本さんに過去何度もインタビューしているんですね。8ページにもわたるインタビューを通じて『大日本人』のポイントを的確についています。
大日本人オフィシャルガイド 映画は観ていないので、コメントは控えますが、インタビューを通じて、ダウンタウンがたどってきたさまざまな活動を振り返ることができます。「笑い」を極めるための葛藤が、20年のキャリアを振り返るとわかります。
 インタビューのサブタイトルは、「僕の作るもん、全部もの悲しいんですよ」 ひとつのことを極めようとすると、どこかで、孤独に努力する時代が出てくるんですね。それが、笑いを追及することでも。チャップリンを思い出します。
人志松本のすべらない話
 「ゴッツ」のスペシャルの視聴率は8%。でも、DVDは売れる。日本の社会の変化を感じる数字ですし、ネットが映像とどうかかわるのか考える格好のネタであります。
 高州光聖さんへのインタビュー(P.30)の中で、松本さんにしきりに映画を勧めるコメントがあります。 

僕は、もう彼のコントをずっと、それこそ20年近く一緒に作ってきて、彼の作品が持つ悲哀みたいなものがすごく好きなんですよ。観てる人に笑いだけじゃない何かが残ってしまうみたいなね。不思議な傷跡を残していくんですよ。それが実は、映画的やなと。テレビのコントよりも映画向きやなあと思ったんですよね

 今の、テレビと映画の関係を象徴するコメントだと思いました。楽天とTBSの話も、違った角度からみれますね。

来月の上映、楽しみですね。

では(^^)/^