ICカード・ワールドの続きです。オープニング・ディスカッションで、フェリカネットワーク社から、ディズニーモバイルとの電子チケット/クーポン配信の話がありました。
参考記事 「おサイフケータイでチケット&クーポン」
江東区の東京都現代美術館で開催された展覧会のチケット購入者に、電子クーポンを渡したところ、19%もの人が、都内のディズニーストアで、実際に利用されたそうです。
A地点に来た顧客の2割をB地点に送客するというのは、とてもFeliCaらしいマーケティングです。ユーザーのTPOに応じてインセンティブをケータイで与えれば、いかに高いマーケティング効果があるかわかりますね。
これまで、PC上ではAmazonのように至れりつくせりのサービスがありました。アメリカ人の発想からすれば、その先にあるのは、Second Lifeのように、PC画面を3Dにすることでしょう。
ところが、2007年の東京では、3Dの現実社会にネットを溶かしているんですね。前述のクーポンは、FeliCaを使わなくても渡せるわけですが、「タッチする」というのがポイントなんでしょうね。うまく言えませんが、かざすというのは、相手に何かを与えている気がします。その結果、データが返ってくるので、キャッチボールになってますね。むやみやたらに送られてくるスパムとは、一味違います。そんなところが、「ハイタッチ」なのかもしれません。
電通+リクルート=>DRUM という話もわかりますね。
では(^^)/^