ICカードワールドに行ってきました。
2007年3月6日?9日
東京ビッグサイト
一番の変化は、フェリカ自体を説明しなくてもよくなったことでしょうか。Type A、Type Bとか説明していたころが懐かしいです。PASMOやNanacoが動き出すことで、この春からFeliCaが生活インフラとして定着するのを感じます。ICカードワールドの展示会場の半分が、FeliCa Worldになってました。
FeliCaワークショップのオープニング・ディスカッションのテーマは、「FeliCa・ビジネスとテクノロジーの今後」でした。
【司会】通信・ITSジャーナリスト 神尾 寿 氏
【パネラー】
・ソニー FeliCa事業部門 事業開発部 統括部長 納村 哲二 氏
・東日本旅客鉄道 鉄道事業本部 Suica部長 椎橋 章夫 氏
・フェリカネットワークス 企画部 統括部長 丸子 秀策 氏
・ビットワレット 執行役員常務 宮沢 和正 氏
ここに座りきれないほどの人が集まったこと自体が、この春のFeliCaへの注目度を物語っていました。メモしたコメントは、以下のとおりです。
【自己紹介】
SONY 納村さん
・FeliCaチップの1億台出荷までは10年かかったが、2億台は1年半で達成した。
・今年の注力点は、マルチ・リーダライターの普及と、容量の増えたFeliCaチップを活かすアプリの推進。
JR東 椎橋さん
・Suicaの発行枚数は、1911万枚(07/2)。毎日1万枚のペースで増えている。2008年3月には、3000万枚を予測。
・加盟店は、1万店。1日の決済件数は41万件。
・モバイルスイカの普及目標は、2007年12までに100万台だったが、現在35万台。
・今後は、イオカードについても、記名ができる「MySuica」を投入する。
BW 宮沢さん
・Edyの発行枚数は2790万枚。1か月80?100万枚で増えている。モバイルEdyは、530万台。
・加盟店は、49千店。月間取引件数は、1500万件。1秒に6回。
FN 丸子さん
・2008年3月までに4000万台に搭載。2台に1台は、おさいふケータイに。
【ディスカッション】
・FeliCaの利用には、ムラがある。ビジネスパーソンが使うのは、仕事場周辺で、様々なサービスを利用する。一方、主婦は自宅周辺で、決まった場所(スーパーなど)に集中する。FeliCaの利用されるためには、主婦層への浸透が不可欠。
ソニーFeliCa事業部の課題
1.交通系以外への浸透
2.マルチアプリの実現
3.地方と中小企業への導入
4.家庭内での利用(ネット)
5.海外
FeliCa Networksの課題
1.第2世代のチップの利用
決済以外のサービスの開発
2.利用者のハードルを下げる
ITリテラシーの低い人でも利用できるように工夫。
3.CRMの取り組み
というわけで、3月18日が楽しみです。
では(^^)/^