10月5日にオープンした、ららぽーと豊洲に行ってきました。店舗面積62千?。190のテナントが入っています。日本のモールも、すごくノウハウが蓄積されたなぁと思いました。
石川島播磨の工場跡だけあって、広々としたスペースがあり、海を見ることができます。建物のコンセプトも、ドックに船が停泊しているように配置されています。私が行った日は、雨でしたが、晴れたら、「デッキ」からは、きれいな海が見えたことでしょう。
館内に入って、感心したのは、その落ち着いたトーンです。これまでのモールでは、「楽しく、元気な」感じのトーンが多かったのですが、ここでは、都会の若夫婦をメインターゲットにして、毎週来ても、落ち着けるような工夫がしてあります。
アリオ亀有は、参道のようなイメージでしたが、ここは、港町として安心して歩くことができますね。マーブルプレミアムソフトのアイスクリームを食べていると、男の子が、通路で転んで泣き出しました。カーペットが敷いてあるので、転倒しても、擦りむかないんですね。へぇ。
ショップはというと、ユニクロとGAPの大きな店があり、この2つの店のターゲット顧客から大きく外さない感じ。この2つの店に親近感を持つお母さんであれば、このモールとは長い付き合いになることでしょう。
リルドーナッツの8コ入りも食べてみました。たこ焼き屋でなくて、小さなドーナツ屋さんなところが、このモールのコンセプトなんだなぁと思いました。
ジブリのテナントショップDonguri Garden、子供が職業体験できるエデュテーメント施設、キッザニアなど、しかけもちゃんとしてあります。
イオンや、ヨーカ堂が入ってないので、静岡のアオキスーパーが入っています。床は人口大理石、天井は鏡張り、入口には自動演奏のピアノがありました(『日経ビジネス』2006/11/6 P.58)。首都圏、初進出で賭けだったと思いますが、これがドンピシャあってますね。さすがです。江東区というと、庶民の町というイメージでしたが、ワンランク上の層を狙いながらも、江東区価格で安い。銀座から電車で10分の場所のバリューを感じさせてくれました。
では。